「ENEOS ラ・マシン」を見て来た

 横浜開港150周年記念テーマイベント「開国博Y150」に行ってきました。目玉はもちろん巨大グモの「ラ・マシン」!
 巨大なクモのロボットが街を練り歩くという触れ込みで行ったのですが…まずまぁわかってたことですけど、クモは足では動かず、下の車で動き、クモは油圧式のクレーンで持ち上がる構造です。ただし、足はそれぞれ独立して動き、またインプットされた動きではなく、2本の足ごとに配置されたパイロットによって操縦されているようです。ものすごく近くで見れることと、その造形美から迫力満点で見とれてしまいます。


 また練り歩くと書きましたが、実際は50m程度の長さで幅は30mも無いようなところで、最初動く前のを見たときはてっきりこれは展示用で動くやつはもっと広いところにあるのかな?と素で思いました。ものすげぇ狭い…だからクモもすっごいギリギリで動くんですよね。周りも「もっと広いところでやればいいのに」って声がちらほら聞こえてきました。
 でもね、俺はこれはうまいと思った。クモの動きはとても緩慢だし、結局本体のうごきは車なんですよね、だからだだっぴろいところでやってしまうと、多分20分持たない。クモの足がバタバタと上下運動し、本体もまっすぐ動くぐらいで、遊びがでないんですよね。だから、あえてせまーいところで演じることで、クモの足が障害物をギリギリで避けるだの、観客もスペースが無いから近づくしかなくなり、本体もバックして方向転換して…っていう動きを出すことで観客を楽しませたんだなぁと。ここの計算は逆によかったね。
 と、巨大クモには満足したものの、他のトリックアートやらなんやらの展示物はあまり楽しめず…だから2400円っていう入場料はほとんどすべてクモのためにはらったわけだけど、それだけのためと思うと高いかなぁ。
 その開国博Y150も9月27日まで。まだ行っていない人は一見の価値ありかも!?