北斗星で行く函館2泊3日の旅 <その2>

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  • Day1 北斗星
     さて、初日は北斗星である。北斗星上野駅を7時に出発し、函館に翌日朝6時半に着くという約11時間半の長旅である。なお、札幌まで行く場合はさらに5時間かかって昼の12時前に着くらしい。だから北斗星に乗るということはただの移動手段ではなく、一つの旅の行程とカウントできるほど重要なパーツなのだ。

    • 設備など
       今回は北斗星のB寝台 デュエットという、2人用個室の中では最も安い部屋を利用した(上にはA寝台とS寝台がある)。B寝台は上段と下段に別れて、それぞれが交差して配置されている。言うならトラス橋のワーレントラスの様に配置されている(リンク先にワーレントラスの画像があるので参照のこと)。


      我々は上段だった。上段だともはや立つことができない(笑)



       寝台列車の入ってすぐは上の写真の様に片側によっている。右側は窓で外が見え、左側に寝室が上下に交互に配置されているわけだ。
    • 夕食



       夕食を3つのパターンがある、7,000円のフレンチディナー、5,000円の和食ディナー、そしてパブタイムの3つである。フレンチと和食は一日に1回or2回のディナータイムに食べられるもので、要予約である。我々は和食を予約することができたが、どうやらその回は満席になったようだ。



       所詮駅弁に毛が生えたようなもんだろ?と思っていたが全然違い、写真の通りとても豪華だった。しかもうまい!フレンチもおいしそうだった。
       そして、ディナータイムに予約が取れなかった人の為に、パブタイムがある。これはディナータイムが終わる9時から10時半まで、お酒や軽食を食べれる様になるものである。軽食と書いたが、普通にハンバーグとかパスタが食えるし、それがセットで2,500円ぐらいなので、全然パブタイムでも問題ない。



       我々はディナータイムの後、いったん出て再び酒を飲むために舞い戻った。ここではカシオペアをラベルにした特製ワインが飲める。たぶん500mlぐらいで1,500円と安いが、その値段にあった味であることは覚悟して欲しい(笑)
    • 風呂
       風呂は予約制となっており、乗客すべてが入れる訳ではないので要注意。予約は食堂車奥のレジでシャワー券を購入する際に30分単位でできる。シャワー券が500円ぐらいである。なお、このとき是非バスセットを買ってほしい。リンスやらボディーソープやらと一緒にタオルがあるのだが、このタオルには北斗星のマークが付いていてとてもかわいい(笑)



      先ほど購入したシャワー券を機械に指すと6分間お湯が出るようになる。



      シャワー室は狭い!はっきり言って狭い!

    • 就寝
       さて就寝だが、眠りを妨げる3つの要素がある。一つは騒音であり、一つは揺れであり、一つは狭さである。騒音には耳栓という対処法があるが、残りの2つはどうにもならない。幸い俺は騒音と揺れは大丈夫だったが、狭さだけはどうにも耐えられなかった。身長178cmの男にとってはせますぎて寝返りがうてない。だから寝返りをうつたびに起きてしまったのでロクに寝れなかった。同伴した彼女は音でダメだったようだ。という訳で北斗星はメチャクチャ楽しかったのだけど、翌朝は全く疲れが取れなかったということだけ要注意だ(笑)次は行きは飛行機、帰りが寝台の方がいいかなぁー?と思った。