我が家にパトカーがやってきた…

北島やったな!

 そうなんです。やってきましたよ、パトカーが。それは、北島康介が200Mで金メダルを取る直前から始まりました。弟と2人で北島の応援をしていた頃、何か外で音がするんです。なんだろうな?と思いましたが、今もう決勝が始まろうとしていたのでそれどころではなかったんです。そして、200Mで見事優勝!!やったぜ!やりやがったぜ!と騒いでいました。そして、優勝インタビューを見たんですが、北島落ち着きすぎ
 おかげで俺も落ち着いて家の異変に気付いたよ
 外で音がしてると思っていたら、誰かがドアをぶったたいてるじゃありませんか!良く見ていると、ドアの窓ガラスには白い影が!!まるで夏の怪談話みたいでしょ?でも、実際にはどっかのオッサンみたいです。しかもこのオッサン、日本語しゃべってねぇ。だりぃなぁー、と思いながら、ふと弟を見ると、なぜか右手に木刀が!!あんた撃退する気ですか!?
 こんなときは国家権力ですよ、普段変なとこでネズミ捕りをする給料泥棒に"喝"ですよ。早速110番してみました。人生初体験ですよ。


"もしもし、事件ですか?事故ですか?"
"えっと、事件だと思います。"
"どうされました?"
"あの、家の前に不審者がいて、ドアをたたくんですよ"
"あぁー、そうなんだぁ〜"(???)

 そうなんだぁ〜、じゃない。俺とお前は幼馴染か?突っ込みたかったけども、そんな場合じゃないんでそのまま話を進め、すぐにパトカーで来てくれるとの事。ドアのところに戻ると、やっぱりまだ不審者が。イラついてきたのか、だんだんとドアをたたく音が大きくなっています。
 そしてやっとパトカーが着ました。警察と不審者のやり取りがドア越しに聞こえてきます。

"あんた、何してるの?"
"○+△*□"←酔っ払って聞こえない
"ここ他人の家だよ?"
"ここは俺んちだよぉぉ!"←カタコトで
"あんたの住所は?"
"○○通り4丁目の…"
"ここ5丁目だね"
"あらそう?じゃぁ俺の家は…"
"隣の筋だね!とりあえず、交番行こうかぁ"

 そんな感じで10分ぐらいで決着がつきました。ようは隣の筋に住んでいる中国人が酔っ払って帰ってきて、家族に怒られて、家に入れてもらえなかったと勘違いしてブチ切れてたという、ほんと迷惑な話でした。しかし、オカンがちゃんと戸締りしてくれてたから良かったものの、俺か弟だけならいつも鍵あけっぱだからやばかったです。いつも、"自分がいるから泥棒とか大丈夫だろ?"といっていた2人でしたが、今回の事件が良い教訓になりました。
 そして、今回最もビビったこと。事件が終わり、さて、北島のインタビューどっかで再放送してないかぁ〜とリビングに向かったときに、階段からオヤジが!

"ん〜?どうしたんだ?物音立てて"

 あんたがどうしたんだよ?よくもまぁ寝れたもんだ。もっとも、僕ら兄弟は阪神大震災の時も寝てたけどな!