メディア芸術祭に行って来た

 id:kurokzhrと会社帰りにメディア芸術祭に行って来た。メディア芸術祭といえば、何年か「時を駆ける少女」が選ばれていたなぁというぐらいの認識でしたが、まだ行ったことの無い新国立美術館でやっていたので一緒に行ってみた。
 正直、物足りないというか、例えばストップモーション作品とかでいえば、
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とか、
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 の方がよっぽどすごいし芸術的だった。あるいは前回のエントリーのやつとかね。全体的になんかもの一つ感がありつつも、そんな中でもいくつか面白い作品があったので、紹介します。

一つ目はこちら。

 なんの変哲もない雰囲気ですが、この写真の前にある手すり。この手すりに両肘を乗っけて、うなだれるように頭を下向け、手のひらを耳に当てると、空爆の音が聞こえてくる…
 これは手すりに骨伝導の振動が発生していて肘から手のひらを通って耳に聞こえてくるわけだ。昔の戦争でうなだれている老人の写真が隣にあって、同じ恰好をしていると同じ音が聞こえてくるという、なんともおしゃれで切ない作品。


 次はおばかな作品。なんと毎分人々が手作業で表示板を交換していく(笑)最初はCGかと思ったけど、どうやら本当に作業してるっぽい(笑)24時間ぶっ続けでやったのかな?


 最後は最先端と呼ばれるだけあってビビった。鉄の砂がちりばめられていて、その上に光がともっている。なんかインタラクティブ系によくあるやつで、触ったら光がよって来たりするんだろ?とかって思っていたら、全然違う。光が当たっていないところはただの砂なんだけど、なんと光っているところを触ると鉄の砂が固まっていて重い!なんか湿った砂みたいになっている!原理は単純に光が当たっているところは磁気もあたっているだけだけど、この感触は面白い。

 とまぁ、なんだかんだで楽しんできましたよ。