「容疑者Xの献身」 2008年 日本

B001OF63WE容疑者Xの献身 スタンダード・エディション [DVD]
福山雅治, 柴咲コウ, 堤 真一, 西谷 弘
ポニーキャニオン 2009-03-18

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 11月1日は映画の日ということで、映画を観に行きました。しかしまぁ、今は面白そうな映画がないもので…彼女の希望の映画ということで、これを観てきました。
 結果としては、まぁおもしろかったですね。でも、何だろう?元々テレビドラマだし、テレビで2時間スペシャルでやればいいんじゃないかなぁ?とも思った。特に映画にする必要はなかったような。もちろん、映画だからキャストとかセットとかに金はかかってましたけどね。でも、映画にしたからお金をかけた感じがするんですよね。金がかかるほど大掛かりだから映画にしたってわけでもなさそうで。
 とはいえ、堤真一松雪泰子はいいですね!特に堤真一の演技はよかった。逆に品川は不要。出てくるだけで観ている側の集中がとけるんだよね。「あっ、品川だ」みたいな。真矢みきもそうだね。てか端役で中途半端な役者は使っちゃだめですよ。端役こそ自然にとけ込んで演技するのは難しいんだから。
 理系の人間としては、小ネタが好きでしたね。最初の磁石を使って勢いよく玉を放出するやつとか*1、4色問題の解が美しくないとかね*2
 あと、ミステリーとしては致命的なオチというかネタが、終盤でわかってしまった…まぁ解決の直前ではあったんだけど。

*1:ただ、電磁石を使った大規模なキャノンだけど、いくら強力な電磁石を使ったとしてもあの理屈をただ大きくしただけじゃできないよね、剛性の問題とか、摩擦の問題とかあるから

*2:4色問題はコンピュータで考えうるパターンをすべて解析するという力技で、まったくシンプルじゃなかった