ノーベル賞日本人4人(3と1/2?)受賞!

 おとといの物理学賞3人(南部は1/2か?)に続き、化学賞も1人取り、日本人の年間の獲得数としては最高になりましたね。
 ただ、このエントリーで言及されているように、物理学賞についてはあまりに遅い受賞だったようですね。
 はてブでも言及されているけれど、物理学賞の3人はもはや「敬称を失いつつ」あるレベルだそうで。それはつまり、もはやダーウィンを「ダーウィン先生」と呼ばないのと同様に教授という職を超えた方々だそうです。なのでむしろ、それまで賞を与えなかったノーベル賞の方が権威が低いのではないかというレベルだそうです。そう思うと、ノーベル賞を取らない限り、一般の人が誰も知らない日本の現状の方が嘆かわしいという訳です。特に素粒子分野については、日本が世界に誇れる科学レベルなわけだから、日本人はせめてこの分野だけでももっと知らなければならないなと思いました。
 ともあれ、日本人(南部教授は現在アメリカ国籍だから0.5人換算か、もしかしたら0人換算かも知れないが)が4人も受賞したことはうれしいことだ。理系人間としては、また日本で理系が見直されることを祈るだけですね。
 ※南部教授はアメリカ国籍を取っていることについて、日本が日本人換算するのは単一民族国家らしいなぁと思います。アメリカにしてみれば、産まれた場所で判断されると、ほとんどアメリカ人がなくなってしまうわけで、アメリカをはじめとした大国はほとんどすべて他民族国家だから、”今”どこの国籍を持っているかしか見ないんですよね。それが正しいと思う。もっとも南部教授は日本で大学卒業、そして東大教授までなってからアメリカに行ったので、日本人と換算しても問題ないかなぁとも思うが…