「アメリカン・ギャングスター」 2007年 アメリカ

 ひさびさに一人で映画を観に行ってきました。デンゼル・ワシントンとラッセル・クロウが共演、そして監督がリドリー・スコット!これは行かないわけには行かない。
 が、しかし感想としては、大したことなかったなぁ。うーん。題名どおり、内容もなんの変哲もなくストレートで。出てる人がいいだけだったなぁ。
 いや、いいところもあったんだけど。感動はまぁしないな。なんか最近映画を観ても何もおもわんなぁ。

 <ここからネタバレの可能性あり!!>
 いいところとしては、バンピーをもっとも崇拝しているはずのデンゼルは、バンピーの哲学どおりに生きているようで、実はもっとも肝心なところを忘れていたこと。
 それは、最初のシーンで言っていた、仲介業者を省くことでアメリカの民が職を失っているということを、まさにタイから直接仕入れるという形で仲介業者を省いてしまった。そしてそれが原因で最後の裁判でマフィアに不利な証言されることになる。
 また、イタリアンマフィアをはじめとする白人たちは白人だけがよければいい、黒人は同でもいいという態度だった。それに反発するかのように、デンゼルは成り上がるが、結局自分が強くなると支配欲におぼれて白人軽視になってしまう。
 とまぁ、そういったところで、大体の麻薬ギャング/マフィアものって、大体上のような道筋をすすんで最後は終わるわけで。目新しいことはなかったな。たまには悪がかつことはないのかね?