smastation80年代POPS

 今日のSMASTATIONでやってた80年代POPSランキングが面白かったなぁ。俺が83年生まれなので、幼い頃に聞いていた曲なわけで。だから曲名は知らなくても曲は知ってるっていうのが多かった。なんでもいえることだけど、その頃に経験したことは覚えているもので…だからすげーなつかしいし、「それって○○が歌った△△って曲なんだ!」ってのが多かった。
 いくつかその中でも印象に残った曲を。
Swing Out Sister - Breakout

ソフトバンクのCMで使われている曲ですね。すげぇいい曲だと思います。

The Style Council - Shout To The Top

これは特ダネで使われてる曲ですね。爽快感が好き。

aha - take on me

このイントロがたまらん!

 この頃と今の違いをSMASTATIONでも話していたけれど、それと自論を組み合わせると、結局、当時はストレートで単純なメロディーが作れた時代なんだろうなと、だからこそいつまでも飽きられずに好かれているんです。でもそれが出尽くしてしまったから、細分化・高度化が進んで今になっている。しかしながら、細分化・高度化が進んでしまうと、それに共感できる人たちも細分化・高度化してしまうので、万人受けする"名曲"が少なくなってしまうんですよね。もっともそれは音楽に限らず、映画等の美術全般に言えることだし、さらに言えば、ビジネスだってその例外にもれないんだなぁと。

 さらに自分でビックリしたのは、俺が小学生低学年ぐらいだったころ、「こんなドレミファソラシドなんて限られた音階でなんであんなに曲が生まれるのだろうか?すぐにすべてのパターンは埋まってしまうのではないだろうか?よくよく聞くとクラシックのあの名曲と、ヒットチャートに載るあの曲はメロディーが一緒なんてことにはならないのだろうか?」と真剣に悩んだことだった。もちろん音階だけではなく、リズムの要素も加わるのでそうはすぐには埋まらないわけだが、人間が根本的にいい曲だと感じるパターンは限られているのかなと、そしてそれはもう埋まったのかなと感じて、さらにそれを幼いながらに考えた自分にビックリ(笑)

 だから「昔はいいなぁ」なんて言わないけどね。回顧主義的についなってしまうけれど、それは違う。ふとそう思ったのは、短期的には(体感で言うと1〜5年前ぐらい?)、辛い・悪い思い出ばかり浮かんでしまうけれども、長期的にはいい思い出ばかり浮かぶ気がする。さらには長期的に思い浮かぶいい思い出の中には短期的な時期に辛かった思い出が楽しかった思い出として浮かぶことすらある。
 それは単に俺がオプティミストなだけかも知れないが、もしかしたら人間には精神構造上、浄化作用的にそういう機能が備わっているのかもしれない。。だから人間はいつだって困難に挑戦できるのかもしれない。心理って面白いね