明日、宇宙に行って来ます

 テレビで、ある宇宙飛行士が特集されている。なにやら日本人が明日宇宙に旅立つということで、その宇宙飛行士のこれまでの歩みを流しているようだ。
 俺は居酒屋で家族や友達に囲まれて飲んでいる。そして同じく居酒屋で飲んでいる見知らぬ人々が、テレビと俺の顔を交互にみている。それもそのはず、その特集されている宇宙飛行士というのが俺だからであり、今まさに俺はみんなに送別会を開いてもらっているところなのだ。俺は、みんなの視線を独り占めにして、少し気分がよくなっている。
 そろそろ基地に戻らねばと思いつつ、送別会の名残惜しさのために、ついつい長居しすぎてしまった。やばい。基地に戻る時間に間に合わないかもしれない。遅刻で宇宙にいけないなんて笑えない。俺は挨拶もそこそこに外に飛出した。
 もう、間に合わせるにはすぐにタクシーを捕まえて、ぶっ飛ばしてもらうしかない。金は恐ろしくかかるかも知れないが、そんなことどうでもいい。右手を上げて一生懸命振ってはいるが、そもそもタクシーがやってこない。十字路の横方向に乗りたいが、縦方向ばかりタクシーが流れている。
 多少遠回りになったとしてもいいや、確実に乗れるのであればと、縦方向のタクシーを捕まえようとする。ちょうど3台ほどタクシーがやってきた。ほっと胸をなでおろしていたら、なんと同じくタクシーを捕まえようとしている人が俺の前に3人も4人もいる。やばいこれでは乗れないじゃないか…どうしよう、基地に戻らなければならないのに、宇宙に行かなければならないのに…




…なんていう夢を見ました。いったいこれは何を暗示しているのでしょうか…確かに宇宙は大好きだし、宇宙飛行士に憧れはしてますが…
しかも送別会のせいで宇宙に行けなくくなりかけるなんて(笑)