胴体着陸事故

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070313-00000041-san-soci
胴体着陸事故があったようです。YouTubeにも動画があがっています。
胴体着陸自体はあってはいけないことですが、ニュースを見ていてビックリしていたことは「すげー、ソフトに着陸してるやん!」でした。
もちろん中にいる人にとっては、ハード・ハードランディングでしょうが、傍目から見てると胴体着陸にしてはかなりソフトだったんではないでしょうか。
しかもニュースを見ていると、ただ前輪が出ない→胴体着陸ってわけでもなく、前輪がでない場合のトラブルシューティング体制がすごい。
そもそも前輪は、油圧式の扉が開いた後に出るのですが、油圧式がダメなら手動で試す。それでもでなければ、滑走路上を超低空飛行でとび、地上から空港の職員による目視確認を行い、本当にでなければ急旋回によるチャレンジ(遠心力で飛び出ることを期待?)を行い、されにでなければ「タッチアンドゴー」というのを行うらしい。タッチアンドゴーは滑走路に後輪だけ着地させ、その衝撃で前輪が飛び出るのを期待するもの。この行為は神業というかかなり技術がいりますよね。

そういったトラブルシューティングを行った結果としての胴体着陸だったらしい。

今回の事故は起こるべきことではないが、最悪の場合に備えた何重にも及ぶトラブルシューティング・マニュアルと、それを実行できる技術力にちょっと感動した。