そういえば俺の学校も。

 なんか最近は高校の未履修問題ってのが報道されてますねー。しかも見るたびに対象校が増えてますよねー。
 ここで、衝撃発言。俺も未履修なんですよ。
 いやー、俺は理系だったんですが、社会は地理だけでしたねー。確か社会は世界史を取らないといけないんですよね?おれ、2年から世界史受けてねーし。下手したら古文の時間とかも少なかったんじゃねーか?
 しかもね。俺は当時その事実を担任から直接聞いていたんですよ。どんな文脈だったか忘れたけど、なんか時間割の話をしているときに、「あんまりこの時間割について、外に漏らすなよ。単位足りてないから。」ってのを聞いたことがあったんですよねー。しかも世界史の時間割がないにもかかわらず、教科書を買っていたんですよ。まぁ隠蔽ですよね。買ってなかったら、やってないことバレバレですから。
 はっきり言って進学校と呼ばれるところはすべて未履修だったんじゃないかとすら思いますよ。まだ俺の学校は発表してないっぽいし。てか国も時間割表を手にいれりゃ一発でわかるじゃねぇかと。
 その当時の俺は「ま、いいんじゃないすか?その分(俺の好きな)数学の時間が増えた訳ですから」ってな感じでしたね。受験も迫っているし、僕はこの方針に賛成でしたね。
 だけど、今になってみると、この方針には反対です。あまりに高校側が短絡的すぎる。高校を出て大学に入ってしまうと一般教養ってのがあるものの、高校で教えていたものに再び触れることがないんですよ。そりゃそうです。大学はそこらへんを勉強してきたものとして迎え入れているからですよ。
 世界史ってのは、世界的に普遍的な知識なわけで非常に重要だと思うんですよ。でも今の俺にその知識はまったく無いわけですよ。社会嫌いだったし。結果として俺みたいな常識が欠けた人間ができるわけです。
 最近、「最近の若者は常識がない」なんて言ってバカ呼ばわりしている教育者がいるけど、そうじゃなくて、常識を教えていないのは教育者自身ですよと。
 強制的に勉強させられる環境である学校。人に知識を与え、知識を活用して生活を向上させることを可能にさせるのが本来の目的。その本来の目的から離れ、本来は目的を果たす手段であり、ただの人生の1ターニングポイントでしかない大学受験を目的をしてしまったことに問題がある。もちろんそれを容認してしまう、生徒や学歴重視の社会にも問題はあるだろうが…