宇宙エレベータ!

 今日はてなブックマークを見ていると"宇宙エレベーターテスト計画、FAAの認可を受けて、いよいよ上空で実施へ!"なる記事が!!いつの間にこの構想はこんなに実現に向けて動いていたのか…
 宇宙エレベーターは、アーサー・C・クラークの"3001年終局への旅 (ハヤカワ文庫SF)"や、日本では"銃夢 1 (YOUNG JUMP愛蔵版)"などで描かれていて、これを初めて見たときは、「うっわー、すっげー!!!よくこんなもん考えやがったな!」と感動したもんです。
 原理的には簡単で、下の図のように静止衛星と同じ高度の地点を中心に、地上とその反対の宇宙へ塔を作ります。すると、静止衛星の高度と言うのは、地球からの引力と遠心力の均衡が取れているところですから、そこから地球方向と宇宙方向にバランスよく作った塔も安定してそこに存在することができるわけです。まるでバベルの塔のようなもので、地上からエレベータに乗って宇宙に行くことが出来るわけです!

 エレベータといっても、静止衛星の高度から先は引力と遠心力のバランスが逆転するので、静止衛星の高度を越えた先は、逆にするするっと宇宙へ引っ張られて行くんですね〜 ほんと良くこんなもん考えたよなー。
 でもこの宇宙エレベータ、原理は簡単なんですが、問題は強度。鋼鉄とかじゃぁ、強いけども、何千万キロとながーくしていくと自らの重みで切れちゃうんですよ。で、僕が本で読んだ時点ではダイヤモンドでしか出来ないといわれていて、何千万キロのダイヤなんかあるかと、そんなツッコミがあって空想の技術と言われていました。
 今回のこの記事を見てみると、カーボンナノチューブを使うそうですね、なるほど!でもまぁ、カーボンナノチューブだってめちゃくちゃ高いはずですけどね。しかし、この夢のある構想!問題はまだまだあれど(スペースデブリなどの衝突による墜落とか)、実現化してほしい!そして宇宙に行きたい!10年後は無理でも、30年後ならば…!!

参考:軌道エレベータ - Wikipedia
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