"高さ1000メートル、新型太陽熱発電所『ソーラータワー』"

 新しいカテゴリを作ってみました。newsに対してのレビューってのはブログの本来の使い方ですね。日記をつけるってのは筋金入りのブロガーにとってはブログじゃないそうです。このニュースはHotwiredというサイトのものですが、僕はこのHotwiredが好きです。僕にブログの存在を教えてくれたのが、ほかならぬHotwiredです。ほかにもクリエイティブ・コモンズなど、興味深い物事について書かれています。お勧めですよ。
 さて、このニュースですが、実現できるのでしょうか?ものすごくSFチックな印象を受ける発電方法ですね。1000mってのは半端じゃないですよ。記事にも書いていますが、今世界一のカナダのCNタワーの2倍近い高さですからね。日本のように地震が多発し、日照時間もそこまで長くない(高知や九州以南なら十分?)地域には向いてはいないと思います。土地代も高いしね。
 理論的にはすごく単純。太陽熱で地面を暖め、空気の対流をうまく作り出し、それを細い塔の内部にぎゅっと集めながら塔内のタービンを回す。風力発電をより効率よくする方法と言えるかもしれない。さらに太陽光発電とも組み合わせるため、24時間ずーっと発電可能だそうですね。
 一般的な自然エネルギーを用いた発電方法の多くは天候に左右されて、安定したエネルギーを提供できないことがネックになることが多いという事実を考えると、このソーラータワーの構想は魅力的ではないでしょうか?
 日本も原子力だ、燃料電池だといわずに、こうした風力発電やそのたニューエネルギーに目を向けるべきだと思います。
 もし風力発電などに興味があるかたは、この飯田哲也の「エネルギー・デモクラシー」を読むと欧米や日本の自然エネルギー事情がよくわかると思います。