俺はシガニー・ウィバー?

エイリアンとゴキブリ

 僕はゴキブリ大っっっっっっっっっっ嫌いです。みなさんゴキブリ好きですか?んなわけないですよね。
 別に虫が嫌いというわけではありません。カブトムシとかかっこいいと思いますし、バッタとかも捕まえてました(さすがに今は無理かな)。特にバッタなんて仮面ライダーのモデルですよ?ヒーローですよ?地球上の全動物種の8割は昆虫類とも言われています。
 その中でなんでゴキブリだけがあんなにキモイんでしょうか?ミミズは土をやわらかくしてくれます。テントウムシはアブラムシを食べてきれいな花を咲かせてくれます。タマムシはそのキレイな羽で、装飾品の材料となります。

ゴキブリは?ゴキブリはゴキブリは?

ゴキブリ
レゾン・デートル*1
ってなんですか?


 そんなゴキブリが家に出ました。雨の降る日はゴキブリが僕の部屋に雨宿りしにきやがるのです。みなさんはどうやって対処しますか?新聞でぶったたきますか?でもつぶれたゴキブリを処理するのはいやですよね?友達のお姉さんは手でつかんで家の外に放り出すそうですが、そんな事できるわけが無い。
 やはり今は化学ですよ、ケミカルですよ。"ゴキジェット"、その完成されたボディーから噴射される化学薬品はゴキブリの息の根を止める特攻薬。僕の愛機です
 ゴキジェットを片手に、ゴキブリの背後に回ります。ところがゴキブリがベッドの下へと逃げる!すかさずゴキジェットを噴射!しかしゴキブリはすばしっこく漫画を入れている箱の下へ入ろうとする!「そこはだめぇー!!」と叫んでマンガを入れた箱をどかす。するとゴキブリを見失ってしまいました。

「やばい、やつはどこだ!?」
もう部屋中を引っ掻き回します。
「やつを逃してはだめだ」
逃せばそこで寝ることはできません。
「あぶりだしてやる」
愛機をシュッシュと噴出します

 もう映画「エイリアン」と同じ死闘が我が部屋で繰り広げられています
 そして、ふと左手の近くにあったTシャツを見るといやな予感。そっとTシャツをどけてみるとそのTシャツの裏側にゴキブリが!!!!

「うぎゃぁぁぁぁぁ
ぁぁぁぁぁぁ!!!!


 もう船長のダラスと同じ断末魔の叫びですよ。バッとTシャツを部屋の隅に投げ捨て、Tシャツがグチョグチョになるまでゴキジェット噴射!そのときの僕のセリフは「死ねぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!でした。もう半狂乱といっていい状態でした。
 やっとのことで始末した僕はそっとゴミ箱に捨てました。もう部屋中煙だらけ。換気!換気!と部屋の窓を開けて風呂に入りました。そして寝ようかと思って布団に入り、めがねを取った瞬間ある影が部屋の隅にあるではないですか。そのときのセリフ「ふっ、またか」。もうまるで俳優のように芝居がかってすらいました。
 良く観るとそれは体長10センチはあろうかというクモではありませんか!ありえない。1日に2度も虫が現れるなんて。また右手には愛機ゴキジェットが。そして噴射!さらに虫取り網があるのを思い出し、とっ捕まえました!そこで家の外にほっぽり出すやつは素人。僕は違います。虫取り網に入って身動きできないクモに対して、地獄の業火(ゴキジェット)を食らわせてやりましたよ。まぁ見せしめ?魔女狩りみたいなもんですよ。
 また部屋中煙だらけ。でも明日は早いからもう寝ないといけない。なので窓を開けて寝ることに。次の日、朝起きると息苦しい!呼吸困難のような状態になるところでした!どうやら換気しきれてなかったようで、危うく自分まで駆除するところだった夜でした

*1:レゾン(レーゾン)・デートル = "存在意義"フランス実存主義哲学から来た用語であって、こんな俗な会話には決してでない