yas式"Lux touch"攻略法

 先週あたりからはまりまくっているiPhone/iPod touch専用ゲーム"Lux touch"ですが、ようやく攻略法的なものを発見したので紹介しようかと。
 このゲームはそもそもルールがよくわからないので、ちゃんと理解するのに数日かかりました(後述の1点だけは未だによくわかりませんが)。でもルールがわかるとまた面白い。ルールについては、Macの手書き説明書さんがまとめていらっしゃるので譲ります*1

 まず世界征服するためには、敵を知らねばなりません。敵は赤色・緑色・黄色・黒の4国です。それぞれAIに特徴があるので、それを把握する必要があります。

赤色
超守備的な戦法を取る。原則として自分からは攻めず、残りが2、3まで減るまでひたすら兵士を増やし続け、タイミングよく一気に攻めてきます。守備も要所に固めるのではなく、まんべんなく配置するため、非常に攻め辛い。たいていの場合、最後に戦う相手になる。
黄色
超攻撃的な戦法を取る。原則として攻め続けて、cashを狙いまた攻め続けてcashを狙うという自転車操業戦法をとる(笑)序盤はその攻撃力で大暴れするが、守備をせず(兵士を1人も置かないのが普通)、隣に自分よりも少ない国があればひたすら攻めるため、たいていは最初に全滅させられる。
緑色
どちらかと言えば攻撃的な戦法を取る。大陸と大陸の要点に重点的に守備兵を配置するし、隣国が兵士を積めば、その隣にきちんと守備兵をおく、あるいみ一番人間っぽいAIである。中盤の黄色が全滅したあたりで大暴れすることが多い。赤色ほどではないが、たいてい最後まで残る。
黒色
どちらかと言えば守備的な戦法をとる。大陸を占領できなさそうな時は、ひたすら兵士を一点に集めておき、占領できそうであれば一気に行く。赤色は世界征服できそうなタイミングで攻めるのに対して、黒色は大陸単位で考える分だけ攻撃的である。

 続いて攻略法であるが、前半戦・中盤戦・終盤戦で戦略が変わるので実際の戦いをもとに解説して行きましょう。

  • 前半戦

 前半戦のポイントとしては以下の2点。最初でつまずくとまず勝てないので重要なところである。

    1. まずは、4〜6ターンぐらいで一つの大陸を占領する。占領することで手に入れる地域ボーナスを手に入れるためだ。お薦めはオセアニア南アメリカ・アフリカの順である。理由は後述。
    2. そのために、1~3ターンあたりは基本的には攻めず、兵士を振り分ける。振り分ける国はまずは占領したい大陸にある国。その次に、占領はできないものの兵士が多い国である。兵士が多い国に兵士をさらに追加するのは、そうすることで他の国の占領を妨げるためである。さらに兵士数が多いと序盤に大暴れする黄色に狙われなくなるためだ。

      第1ターン終了時

      第2ターン終了時
       ちなみに今回は残念ながらオセアニア南アメリカが占領できなさそうなので、アフリカ大陸を狙うことにする。従って、アフリカの国に兵士を1プラスし、ヨーロッパにも1、中米に1である。さらにヨーロッパは分散しすぎており、このままでは全滅しそうなので、あえて兵士を1点に集中させ、他の領地は捨て置いた。
      その後、無事にアフリカを占領できた。黄色がよく暴れてくれて、かつ、守備をしないので、暴れ終えたタイミングで刈り取るのがポイントだ。さらにヨーロッパの国に集めていた戦力をアフリカの守備のためにアフリカの隣に持ってくる。さらに中米の兵士も次の南アメリカ攻略のため、南下させる。
  • 中盤戦

 中盤戦のポイントも2つ。我慢のときである。

    1. 守備に徹して兵力を蓄える。ここで地域ボーナスが効いてくる。通常なら3づつしか増えないところが、さらに2〜7プラスされる。先ほどのお薦め大陸はどちらも2ポイントしか儲からない。なぜ、アジアではなく、オセアニア南アメリカなのか?それは図を見てほしい。

      矢印は敵が攻めてくるパターンである。ごちゃごちゃしているが、例えばオセアニアを見てほしい。敵はかならず一つの国から一つの方向に攻めてくる。したがって敵に接している国に兵士を固めれば守備できるのだ。ところが、ヨーロッパ・アフリカ間、アジア・アフリカ間を見てほしい。こちらではそれぞれの国が複数の方向に攻められるようになっているため、敵がどこからか一点突破を狙って来たときに守るのが非常に難しいのだ。アメリカもシンプルだが、国の数が多いので最初に占領するにはハードルが高い。アジア・ヨーロッパはもってのほか(占領してもすぐに攻められてしまう)。従って、オセアニア南アメリカなのだ。最初はボーナスが2でも非常に重要だが、後半はcash勝負となり、地域ボーナスはあまり意味がなくなるので、アジア・ヨーロッパはあまりどうでもいい。
    2. 次は"漁父の利作戦"である。なるべく敵国同士に戦い合ってもらい、兵力を減らしつつ、自分は兵力を蓄える。そのため、敵の激戦地には近づかないように移動する。またcash狙いのため、目の前に兵士がいない国があれば陣地を取る。ただし、陣地をとっても兵士は2だけ置いておけばいい。取られたって問題ないんだから。
      ++黄色に注意である。黄色はcashにより圧倒的な攻撃力でせめてくるので、守備を突破されないように注意。緑も似たことをしてくることがあるので注意。
      守備を突破された時ですが、取り返せそうなら取り返すべきですが、きわどいときは大陸ごと捨てるのもありです。下手に兵士を失うなら、来る終盤戦のために、大陸を捨てて兵士を一カ所に集めるのも手だ。
  • 終盤戦

 終盤戦では敵が全滅されてきて、三つ巴になって来たあたりだ。下手に三つ巴になるとこう着状態が続いて決着がなかなか着かないことがある。俺は一度三つ巴のまま2時間かかった(笑)従って三つ巴になるまでにある程度けりを付けておきたいものだ。

    1. とどめをさせ!最終戦のポイントはこれだけである。とどめを刺す理由としては、敵国を全滅させるとカードが一枚もらえ、さらにその時点でカードがそろうとその場でcashができるので、守備にまわすなり、さらなる攻撃をするなりと、かなり戦略に自由がでてくるのだ。

      ここでは黄色を全滅させた。全滅によるカードを敵に取られるとかなり面倒なことになるので、何としてもとどめは自分でさしたい。そのために、あえて自陣近くの絶滅寸前の敵を自分で囲んで敵にとどめをささせない様にするぐらいをしてもいい(笑)

      このように黄色を全滅させたことで、中米の守備を固めつつ、アメリカ征服の準備までできた。次にアメリカ攻めをするのは、ズバリ黒色をしとめるためだ。

      黒色を全滅したことで、またcashすることができ、一気にアメリカ大陸も占領した。


 はい、世界征服!だいたいこの戦法をとることで、勝率は80%程度は行けるのではないでしょうか。残りの20%は初期配置が鬼だったり、中盤の緑色に守備を突破されてかき回されてしまったりしたときかな。長くなりましたが、面白いゲームなのでやってみてください!タダなのに十二分に楽しめました!

*1:ちなみにルール5についてですが、これは数字のない陣地にも兵力が1あると思うと理解できます。兵力を隣国に移動させると、その国に元々いた兵士1が移動できるようになるのです、その兵士1がさらに隣国に行くと、その隣国に元々いた兵士が…という要領です。さらにカードのルール3についてですが、"cash"はゲーム後半に行くほど補充できる兵士が増えます。なので兵力に余裕があるときは、"later"を選択しておいた方が、後々より大く兵士が手に入るのです(ただし、何回か"later"を選択すると強制的に"cash"を選択させられます)。