固くて大きい○○○○が、△△の中に…

 

いや、ダメ…
そんな強引に…!
痛い!抜かないで!

 とまぁ、こんな調子で(嘘)、鎖骨に入っていた固くて大きいハリガネを骨の中から抜きました。下ネタを期待していたエロイ人ごめんなさい。

 学生の頃、アメリカでド派手にスノボーで鎖骨を折り、人生初の救急車に乗ったあの事件からもはや3年。ついにハリガネを抜きましたよ(もっとも鎖骨にハリガネを入れたのは帰国後のことですが)。
 なんで3年も放置していたかというと、退院直後に東京に引っ越してしまった(さらに言うと引越しのために退院を早めたぐらい)ことと、抜くときは局部麻酔で引っこ抜くと脅されたから、ボク、怖かったの。

 で、今回のお盆休みはヒマだったので、行ってみて、医者に「3年前のハリガネを抜いて欲しいな!テヘ!」ってかわいく言うと、

「3年!?バカたれ!」
 と一喝されてしまいました。まぁそうだよね。でもあんたもハリガネは何年入ってたっていいっていったじゃん!まぁそれを真に受ける俺も俺だが。

 とまぁ、ハリガネを抜く段階になったんですがね、もうね、これは医療じゃない。だってさ、道具がさ、ペンチだもん…

 しかも、最初はラジオペンチでやっていたんだけど、埒が明かず「ペンチもってこい!」と医者がいうのさ、で、でかいペンチでハリガネをつかんで引っ張るんだけど、なんせ3年前だからさ、ボクの肉体もハリガネを離さないのさ。もう肉親さ。

 俺の鎖骨からは「キキーッ! カッ! カリッ!」とかって、ありえない乾いたこすれる音。例えるなら、固いプラスチックに刺さった釘を引っこ抜く時の音みたいなのが聞こえてね。でも中途半端に抜けてるから、やめるわけにもいかず、医者も全体重をかけて引っこ抜くわけですよ。マジでいてぇ。もう一回骨が折れるかと思った。さすがにうめき声を出してしまいましたよ。

 で、まぁ無事に抜けて、看護婦さんが丁寧にハリガネを包んでくれました。上の写真がその包んでくれたハリガネです。