一般大衆はバカなのか否か。

 今日のワールドビジネスサテライトで出ていたトリドールという企業の戦略。この番組は結構見ていてトレタマとかのコーナーとかは好きなんだけど、今日のトリドールについては微妙だった。
 ショッピングモールにある食事コーナー。ほぼすべての店舗は顧客の間食としての食事を提供している中で、本格的な食事をだすというのがトリドールの戦略。
 そうなのか??あんなせこい戦略で本格的なのか??人を常時5人以上配置するやら、神戸名物の"ぼっかけ"を出すだ??俺は神戸出身だけど、"ぼっかけ"なんてものが神戸名物として有名だったなんてしらんのだが??
 俺自身、わりと頭でっかちということは自覚していて、"理論上考える上ではすべてのプレーヤは合理的な選択肢を選択する"なんて考え方にどっぷりつかってはいたことも、ありえないというのはわかっていて、だから実際は非合理的なのもわかっているつもりだった。



でも、一般消費者ってこんなにバカだっけ????


 というのが、今日の感想。あんなせこい演出に、あんな微妙な商品で売り上げ50%以上のアップが見込めるんだと、ちょっとビビッた。結構一般消費者の舌ってバカなんだなと。
 おそらく、ショッピングモールをよく利用する年代ってのが、30代〜40代の金が無くて、小さな子供がいるところだから、金に余裕が無い、貧乏な年代なんだろうなーという予想はしているが、それにしてもお粗末なもんだなと。
 なんだ、こんなもんで儲けられるんだ〜。と思った。自分が想像する、"すべての合理的なプレーヤ"との戦いってのは、意外と無いんだなと、一般消費者をモロに相手にする商売ならば、実はあえてバカにあわせた商品を考えるという、"逆の発想"ってのもいるのかなと。
 ま、とはいえ、上記のトリドールの戦略ってのもえらいお粗末で、確かに他社の目をつけていなかった客層をつかんだという点では評価できるが、こんなもんは一瞬でマネできるわけで、彼らは"その次"を見つけているのだろうか、"これがわが社の独自性です!!"なんていっているが、その独自性に持続性はない。独自性を持続させる案はあるのだろうか???

 今日は一般消費者と一般企業の浅はかさというものを学びました。